新型車登場で消費に弾み 5月マーケット概況
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した5月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は20万461台で、前年同月比は66.7%と9カ月連続で前年を下回った。3ナンバーの普通車、5ナンバーの小型車、軽乗用車に分けてみると、販売台数はそれぞれ5万7292台、7万1252台、7万1917台で、前年同月比は56.2%、67.6%、76.9%と依然として2ケタのマイナスだが、前月比は141.9%、125.6%、127.5%と大幅な増加に転じ、全体として30.6%増と回復基調になったのが注目される。まだまだ新車の供給不足に加え、消費マインドも低調だが、5月に発売となった「トヨタ プリウスα」に加え、6月には「ホンダ フィットシャトル」の発表や「スバル レガシィ」シリーズのマイナーチェンジが行われ、販売現場ではより弾みがつくはずだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(新型日産マーチ分含む)は11万3590台で、前年同月比は58.7%。ただし前月比は134.6%と軽乗用車を上回る復調ぶりだ。メーカーブランド合計では、「フォレスター」、「インプレッサ」が前年超えと好調なスバルと、「ソリオ」が「スイフト」を上回る売れ行きとなっているスズキがプラスとなった以外は前年を下回り、特にトヨタが4万3984台、前年同月比42.2%と全体を押し下げた。月間ランキングでは「ホンダ フィット」が9354台で3カ月連続トップとなったが、乗用車全体では1万1186台を売り上げた軽の「スズキ ワゴンR」に及ばなかった。そのほかトップ10圏内では、5位「ホンダ フリード」、6位「トヨタ ラクティス」、8位「日産 マーチ」がそれぞれ4605台/前年同月比102.1%、3737台/同111.1%、3271台/同117.7%とプラスになるなど、明るき兆しも見え始めている。
軽自動車は貨物車を含めた全体でも9万5210台、前年同月比74.6%と8カ月連続のマイナス。5月単月の下げ幅としては過去最低だが、下げ幅自体は前月より15.7ポイント改善されている。各社の工場稼働率は当初見通しより早期に上がっていきそうなだけに今後は期待できそうだ。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでも、1万4473台、前年同月比107.9%と2カ月連続で前年を上回った(日本メーカー製を含めた輸入乗用車全体では1万8222台、前年同月比131.7%)。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、VW(フォルクスワーゲン)が3859台で5カ月連続のトップで、2位はBMW(ミニを除く)が2292台で2カ月連続、3位はメルセデス・ベンツで2096台だった。4?8位もアウディ1615台、ミニ916台、ボルボ864台、フィアット508台、プジョー480台で、順位の変動はないが、BMWとミニ以外は前年を上回る売れ行きとなっている。
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