新型車登場で消費に弾み 5月マーケット概況
掲載 更新 carview!
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完成車工場の被災というより、部品メーカーの工場を含む部品調達網のダメージにより、工場の操業停止に追い込まれた国内メーカー。ただ生産拠点や部品調達先の分布などにより、復旧スピードに差がついたのも事実。例えば、トヨタは完成車工場は中部、九州、東北と分散しているものの、部品調達網は全国に広がっており、震災の影響を大きく受けてしまった。一方、三菱は生産拠点も部品調達先も西日本に集中していたため、5月にはほぼ生産は正常化を果たした。このため、5月の乗用車販売台数(軽含む)ではトヨタが57.8%減だったのに対し、三菱は7.4%減で済み、三菱の販売シェアも前年比で1.3ポイントアップした。
しかし当初はフル稼働に戻るのは11~12月頃としていたトヨタだが、部品メーカーの復旧や代替部品の確保が計画より早く進み、9月には前年並みの1日あたり1万3000台水準に戻ると上方修正された。トヨタ同様に、部品調達に苦しんでいたホンダも6月に入って復旧のめどが立ったとして、完成車工場の休業設定を取りやめ、7月には震災前に計画していた生産水準に回復する見通し。大幅に抱えているバックオーダーも7月末には解消できるとしている。
ただ5月に販売開始となった「トヨタ プリウスα」は月間販売目標3000台に対し、発売約1カ月で5万2000台もの大量受注(2列シート車:約3万8000台、3列シート車:約1万4000台)となっただけに、納期が大幅に遅れる見込み。6月に発売される「ホンダ フィットシャトル」も納期が長期化しそうだという。
今夏の節電対策として、土・日を稼働日にして、木・金を休業とするなど、生産正常化に向け、クルマ業界をあげて取り組んでいるだけに、販売面でのV字回復に注目したい。
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