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Eクラスクーペの存在は 高級車の意味を覆す!?

ターボの使い方が全く異なっている

E250CGIブルーエフィシェンシー・クーペに採用された環境技術の一番のハイライトと言えば、そのエンジンを置いて他には無い。搭載されているのは最新の直列4気筒1.8リッター直噴ターボ・ユニットである。

このエンジンの主眼はダウンサイジングだ。従来、メルセデス・ベンツの「~250」は2.5リッター自然吸気エンジンを搭載していたが、このエンジンは排気量を縮小しながらガソリン直接噴射、そしてターボチャージャーによる過給によって同等以上の性能を獲得している。実際、最高出力204psは従来の2.5リッターと同等。更に注目すべきは最大トルクで、実に6.6kg-m増しとなる31.6kg-mを、わずか2000rpmから4300rpmまでの幅広い範囲で発生するのだ。

排気量が小さくなれば重量は軽くなるしフリクションロスも減る。もちろん、それだけではパワーやトルクが低下してしまうが、低回転域から動作する小型のターボチャージャーがそれを補う。しかも直噴の採用は燃焼効率を高める上に、気化冷却効果によってシリンダー内の温度を下げ、圧縮比アップを可能にする。圧縮比を高くすれば燃焼効率が更に高まり、ターボが効いていない時に十分な出力を得ることもできるのである。

かつてターボは燃費が悪いと言われていたが、実はそれは燃焼温度を下げるために多く吹いたガソリンで燃焼室内を冷却していたのが大きな原因だ。今や緻密な燃焼制御や素材の進化によって、ガソリン冷却は必要無くなり、むしろエンジンの高効率化に大きく貢献する技術となっている。一見、馴染みの技術のようでいて、ターボチャージャーの使われ方は、ここではまったく異なっているのだ。

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