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新型プジョー308&308 SW、新世代の猫足はいかに?

キメ細かい作り込みに感心するところは多い

新しい308は内外装の作り込みや質感の向上も顕著である。不相応に高価な素材はもちろん使っていないが、繊細な衣装のメッキあしらいはゴルフにも負けていない。

ダッシュボードのデザインは中央の液晶ディスプレイありき……であり、ここでオーディオ操作から各種車両設定までを集約する。嬉しいのは208やC4ピカソ同様に、このシステムに日本用のナビ機能もきちんとインテグレートできることだ。日本車やドイツ車しか知らない方は「そんなの当たり前だろ」と思うかもしれないが、日本における非ドイツ輸入車の販売規模、しかもこの価格帯……を考えると、本国のメーカーにここまで日本向けの対応をさせるのは容易ではない。おそらく日本側の長年の努力が大きいのだろう。

そのほかにも、新型308はキメ細かい作り込みと、国際市場への対応(プジョーの場合は今や中国が最大のお得意様だったりする)に感心するところは多い。SWの後席がワンタッチでダイブダウン可倒したり、巻き取り式のトノカバーが床下収納できたり……といった点は、これまでのフランス車にあるまじき(失礼!)細かい新設装備だ。

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