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718 ボクスター GTSはピュアな走りの領域で911を超えた

911モデルを超える718GTSの走りのクオリティ

その運動性能は予想を大きく超えてきた。ポルシェファンを敵に回しそうだが、個性や味の世界ではなく、走りの質に注目するならば718 GTSは「911」を超えている。前後重量バランスや慣性バランスで上回るボクスターの車高を下げて低重心に磨きをかけ、太いスポーツタイヤを履き優れた基礎グリップもある。路面への強い張り付き感や、意のまま感があるのは当然だろう。

しかも、電子制御ダンパーがブレーキを踏んだり、加速する際の無駄な姿勢変化や、うねり路面でフワッとする動きを抑えている。電動パワステは重めの手応え重視の味付けで、取り付け剛性が高く遊びが少ない上、これは911にも共通するがパラレルステアリングのジオメトリーが取り入れられてフロントのグリップ感を強烈に得られている。

走りの質から言えば、この価格帯では間違いなくトップの実力ではないだろうか。首都高の霞ヶ関付近には速度を上げなくてもフワッと荷重抜けするカーブが存在する。そこを走り抜けた時の動きなど、こんなにも素早く荷重抜けの影響が収まるのか? と驚かされる。しかも、アクセルを踏んでいようが、ブレーキを踏んでいようが、巡航状態でそこを走り抜けようが、前後が同調して動く特性に変化はなく、素早く車の動きが収束する。スポーツモデルを乗り継ぎ、クルマの動きに注意を払ってきたドライバーなら、感動レベルだと思う。

こんなにも車体が安定していたらつまらないという声もありそうだ。911などは安定性を確保しながらも、ボクスターのような前後が同期同調する動きは少なく、そこに操る難しさ楽しさがあり、味があり、燃料の減りまで乗り味に影響してくるなど、乗っていて飽きないのも事実。そう考えてみると、ボクスターは純粋なスポーツ性能を追求したサラブレッドという見方もできる。

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