独フォルクスワーゲン、新型「ゴルフ」を発表。充実した電動系ラインナップとコネクティビティがポイント
掲載 更新 carview! 写真:フォルクスワーゲンAG
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独フォルクスワーゲンは10月24日、フルモデルチェンジした新型「ゴルフ」を発表した。
Cセグメントハッチのベンチマークであるゴルフのモデルチェンジは、常に自動車界の一大イベント。今回登場した8代目も、そんな周囲の注目に応えるように、デジタル化、ハイブリッド、コネクティビティという3本柱によって大きな飛躍を遂げてきた。
新型のコクピットは、ほぼすべての表示と操作系がデジタルパネルに置き換えられ、タッチパネルやタッチスライダーによるコントロールを可能とした。これにより、年々複雑化していく車載デバイスをより直感的に操作可能にした。公開されたイメージでも、メーターパネルやインフォテインメントシステムはもちろん、ヘッドライトなどのコントロールもフラットパネル化されていることが確認できる。シフトレバーやサイドブレーキレバーが小さなスイッチとなったことも相まって、7代目から長足の進化を感じさせる。
パワーユニットは通常の内燃機関が、ミラーサイクルの3気筒ガソリン2種(90馬力/110馬力)、NOx排出量を80%削減した4気筒ディーゼル2種(115馬力/150馬力)、さらに天然ガス(130馬力)という構成。ここに5つのハイブリッドが加わるのが8代目のアピールポイントで、48Vスタータージェネレーターによるマイルドハイブリッドが3種(110馬力/130馬力/150馬力)、13kWhのリチウムイオンバッテリーを積むプラグインハイブリッドが2種(204馬力/245馬力)となる。
コネクティビティの面ではeSIMによるインターネット接続が標準となるほか、「Car2X」と呼ばれる群知能テクノロジーにもフォルクスワーゲンとして初めて対応。これは、信号などの交通インフラや周囲800mの他車と相互に通信し、交通状況などの情報をシェアするもので、さらに高い走行安全性を実現できるという。
「ゴルフは常にゴルフであり続ける」という経営幹部の言葉どおり、8代目ゴルフもCセグメントのベンチマークであり続けることは間違いなさそうだ。
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