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ジャガーFタイプ試乗。ベストはV6か、V8か?

V6SCが主力エンジンか?

いよいよステアリングを握る時だ。プレローンチや海外のモーターショーなどで長いことお預けにされてきたFタイプのシリンダーに、ようやく火を入れる時が来た。まずはV6モデルからテストドライブを始める。今回のエンジンはすべてスーパーチャージャー(SC)で過給されるエンジンであり、8速トルコンATを組み合わせているので、どのFタイプに乗っても同じような走り味だろうと想像していた。ジャガーが本当に生粋のスポーツカーメーカーであったかどうか、Fタイプが証明することになる。

Fタイプはオール・アルミモノコックボディを実現している。発表資料によるとマーケティング上のベンチマークはポルシェ・ケイマンと911カレラの中間だと言うが、個人的にはポルシェを意識しない方がいいと思う。フロントエンジンとミッド&リアエンジンのスポーツカーとは本質的なコンセプトが異なるからだ。

ベースモデルの「F-TYPE」には340ps/460NmのV6SCが搭載されるが、のどかなスペイン北部のワインディングでは充分すぎるほどのパフォーマンスを示していた。ちょっと上級モデルの「F-TYPE S」には同じV6エンジンであるが、出力が高い380ps/460Nmが用意されるが、日本には導入されない。公式発表された0-100Km/h加速はベースモデルの「F-TYPE」が5.3秒で駆け抜ける。これでも充分な速さなのだ。

コンボイを組んで走っているので、バックミラー越しにFタイプを見ることができる。そのシルエットは明らかにポルシェよりもワイドで、シルエットの雰囲気はアウディR8やフェラーリに近い。その勇姿はちょっとドキッとさせられる。

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