新型ロードスター初のメディア4耐、筑波ラップタイムは？ 燃費は？

残り10分、絶体絶命のピンチ

ドライバーはカトウから、みんカラのマツオにチェンジ。ピットに戻ったカトウは、「とにかく運転しやすくて楽しいクルマ」だと感想を述べる。

「レーススピードで走りながら、直線ではほかのことが考えられるくらい安定している。あと、ブレーキが最高に効くね。素晴らしい」

交代したマツオも、安定したラップを重ねる。3時間経過時点での順位は17位、周回数は134周。この1時間で、ひとつだけポジションを落としたことになるが、これはピットインのタイミングなどで大きく変わるので気にしても仕方がない。

そして残り時間が42分の時点で、マツオからスターティングドライバーを務めたウダガワにチェンジ。ピットから「うだピー頑張れ！」の声援が飛ぶ中、ウダガワがコースに躍り出る。

5周にわたってセーフティカーが入るなど、少し荒れた展開になる。けれども冷静な走りを見せるウダガワは、着実に順位を上げる。残り25分で15位。しかし、ここで携帯電話を通じてウダガワから「ガソリンがない！」という悲痛な叫びがピットに届く。燃料系の目盛りは、あと1目盛り。

残り13分を切ったところで、ヤマモト監督が「4速、5速、6速で走れ」と指示する。しかし、あと10分を残したところで、インパネには「航続距離、あと4km」の表示が！　絶体絶命のピンチ！！