ベンツ唯一のV12エンジンを搭載、S65 AMG

ベンツ唯一のV12エンジンを搭載、S65 AMG

■世界でもっとも燃費に優れたV12 [2/5]

V12エンジンには、7速ATのAMGスピードシフト・プラス7Gトロニックが組み合わされる。このトランスミッションは、C（コントロールド・エフィシエンシー）とS（スポーツ）、M（マニュアル）の3モードを備え、SおよびMモードではパフォーマンス優先の俊敏な変速を行うが、Cモードでは燃費を優先した変速となり、ECOスタート／ストップ機能がアクティブとなる。

この結果、このスーパー・サルーンは、0-100km/h加速4.3秒、最高速度250km/h（リミッター作動）という優れたパフォーマンスと同時に、NEDC（新欧州ドライビングサイクル）の複合モードで100kmあたり11.9リッター（日本式に表記すると8.4km/リッター）と、先代モデルから2.4リッター（約1.4km/リッター）も改善。世界で最も燃費に優れたV12ハイパフォーマンス・サルーンに進化したのである。

AMGの取締役であるトビアス・モエレス氏は次のように語っている。「S63 AMGの発表から間を置かずに、我々は新しいS65 AMGを披露します。最高の特別感と比類無きダイナミズムは、この上ない魅力を提供します。3世代目のS65 AMGで、我々は我々のポリシーを表現するとともに、こだわりを持つV12モデルの顧客に比類無きハイパフォーマンスカーを提供します。」