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ボディタイプ別売れ筋 増税直前のドラマが展開

フィット復活、ミニバン競争激化

消費税引き上げという十数年ぶりの出来事が駆け込み需要を呼び起こし、さらに昨年後半からのニューモデル攻勢が重なって増加傾向が続いてきた新車販売。増税前夜ともいえる3月は伸び率こそやや鈍化したものの販売は好調を保ち、台数も大幅に増加したが、その状況をボディタイプ別の販売台数から眺めてみよう。

区分はハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン(ワンボックス含む)、SUV(クロスカントリー車含む)、クーペおよびオープンカー、軽乗用車の7部門とし(外国メーカー車は除く)、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の統計に加え、「トヨタ カローラ」のように同じ車名で複数のボディタイプを持つモデルに関しては自動車メーカー調べのデータで集計。なお一部データに概算数字が含まれるため、総合計データとやや誤差が生じる点はご了承いただきたい。

3月の日本メーカー乗用車(海外生産車含む)の国内販売台数は軽自動車も含めて62万3612台となり、前年同期比11.6%増と2ケタ増を維持。ハッチバック部門ではリコールで販売が停滞していた「ホンダ フィット」が復活し、セダン部門では「日産 スカイライン」が台数を伸ばし、ミニバン部門では大方の予想どおり「トヨタ ヴォクシー」と「トヨタ ノア」が大幅に増えるなど、いくつか興味深い動きも見られた。

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