VW GTIミーティング2015、ファン垂涎のスタディが続々登場

VW GTIミーティング2015、ファン垂涎のスタディが続々登場

次はPHVのスタディ、ゴルフGTEスポーツ登場 [5/9]

次にステージに登場したのは、プラグイン・ハイブリッド・スポーツのスタディであるゴルフGTEスポーツだ。派手なガルウイングドアを備えた未来的なデザインが印象的なこのコンセプトカーは、ボディ構造にカーボン素材を用いた軽量設計を採用。

パワートレインには、ポロR WRCが積む220kW（299PS）に6速DSGを組み合わせ、さらにそれぞれ85kW（115PS）を発揮する電気モーターを前後アクスルに搭載したハイブリッド・システムを採用しているのだ。

このハイブリッド・システムの合計最高出力は295kW（400PS）、最大トルクは670Nmにも達し、0～100km/h加速は4.3秒、最高速度は280km/hとなっている。同時に大容量のリチウムイオン・バッテリーにより、最大で50kmのEV走行も可能で、NEDC（新ヨーロッパ走行サイクル）における燃費性能は、100kmあたり2.0リッター（50km/リッター）と、極めて優れた数値となっている。残念ながら市販計画は無いが、とても夢のあるスタディだ。