ゴルフGTIクラブスポーツ速報。価格差わずかでノーマルGTIより人気が出るかも!?
掲載 carview! 写真:Kimura Office 152
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スターターボタンを押してスロットルペダルを踏み込むと、後方からダッシュボードがわずかに共鳴するほどの、意外なほど大きなエグゾーストサウンドが響き渡る。コンソールの小さなセレクトレバーをDポジションに送り、ドライブモードはコンフォートを選択してスタートする。このモードではスタンダードなゴルフと変わらない振る舞いでクルーズすることが可能だ。
ただしスポーツモードに切り替えると、回転をわずか2000rpm程度に上げただけでパワーが炸裂、レブリミット5000rpmまでそのパワーを持続させる。前輪に300psと400Nmと聞けばアンダーステアが気になるところだが、ほぼニュートラルを保ったままでハイスピードコーナリングを楽しむことができる。タイトコーナーでは電子制御のデフロックが働きトラクションを確保するのがわかる。
スポーツモードにおけるプログレッシブステアリングもシャープに可変し、特にセンターからの切り込みに鋭く反応、繊細なライントレースをアシストするため、サーキットでのクラブスポーツにも十分に耐えるスポーツパフォマンスを感じた。一方7速DSGはスムースでギア比にも問題はないが、マニアルモードでもエンジン保護のためかレブリミットの手前でシフトアップしてしまうのがちょっと残念だった。
実用性も十分に残されたGTIクラブスポーツはノーマルGTIには飽きたらないスポーツドライバーにはお勧めのバリエーションだ。ドイツでのベース価格は4万225ユーロとスタンダードGTIよりも2625ユーロ(約34万円)高いだけゆえに、日本でもクラブスポーツの方に人気が出る可能性は十分にある。
この試乗会を終えた翌週に、フォルクスワーゲンからゴルフの高性能シリーズの頂点となる「ゴルフR」の試乗会の招待が届いた。普通ならば、およそ1年程度のインターバル、いやモデル末期にカンフル剤として登場するモデルである。ドイツで内燃機関を搭載する車が販売禁止になるまであと10年を切った。フォルクスワーゲンは難しい判断を迫られているに違いない。
レポート:Alex Ostern/Kimura Office
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
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