ゴルフGTIクラブスポーツ速報。価格差わずかでノーマルGTIより人気が出るかも!?
2021/01/13 11:55 carview! 写真:Kimura Office 143
2021/01/13 11:55 carview! 写真:Kimura Office 143
スターターボタンを押してスロットルペダルを踏み込むと、後方からダッシュボードがわずかに共鳴するほどの、意外なほど大きなエグゾーストサウンドが響き渡る。コンソールの小さなセレクトレバーをDポジションに送り、ドライブモードはコンフォートを選択してスタートする。このモードではスタンダードなゴルフと変わらない振る舞いでクルーズすることが可能だ。
ただしスポーツモードに切り替えると、回転をわずか2000rpm程度に上げただけでパワーが炸裂、レブリミット5000rpmまでそのパワーを持続させる。前輪に300psと400Nmと聞けばアンダーステアが気になるところだが、ほぼニュートラルを保ったままでハイスピードコーナリングを楽しむことができる。タイトコーナーでは電子制御のデフロックが働きトラクションを確保するのがわかる。
スポーツモードにおけるプログレッシブステアリングもシャープに可変し、特にセンターからの切り込みに鋭く反応、繊細なライントレースをアシストするため、サーキットでのクラブスポーツにも十分に耐えるスポーツパフォマンスを感じた。一方7速DSGはスムースでギア比にも問題はないが、マニアルモードでもエンジン保護のためかレブリミットの手前でシフトアップしてしまうのがちょっと残念だった。
実用性も十分に残されたGTIクラブスポーツはノーマルGTIには飽きたらないスポーツドライバーにはお勧めのバリエーションだ。ドイツでのベース価格は4万225ユーロとスタンダードGTIよりも2625ユーロ(約34万円)高いだけゆえに、日本でもクラブスポーツの方に人気が出る可能性は十分にある。
この試乗会を終えた翌週に、フォルクスワーゲンからゴルフの高性能シリーズの頂点となる「ゴルフR」の試乗会の招待が届いた。普通ならば、およそ1年程度のインターバル、いやモデル末期にカンフル剤として登場するモデルである。ドイツで内燃機関を搭載する車が販売禁止になるまであと10年を切った。フォルクスワーゲンは難しい判断を迫られているに違いない。
レポート:Alex Ostern/Kimura Office
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
エレガントさを強化した新型「BMW 4シリーズ・カブリオレ」が発売開始!
【プロ解説】ホンダ シビック タイプRのエクステリア(外装)デザインを徹底解説!!計算された機能パーツに注目!
「VWゴルフV TSIトレンドライン」122psTSI+7速DSG搭載。TSIシリーズの本命モデル!!【VW GOLF FAN Vol.16】
アウディQ2が大幅改良で内外装をリフレッシュ。導入記念限定モデルもデビュー
アウディの人気コンパクトSUV「Q2」が待望のアップデート。導入記念モデル「Q2 1st edition」も同時発売
【動画付き】乗れば乗るほど若返る!?最もパワフルでダイナミックなロールス・ロイス「レイス ブラックバッジ」
【完売御礼】パガーニ・ウアイラ・ロードスターBC、日本上陸 3.9億円で40台限定
【アルピナ XD4】最高速度268km/hのディーゼル・クーペSUV[詳細画像]
アウディQ2が4年ぶりに大幅刷新! 導入記念の特別モデル「1stエディション」も用意
【完売御礼】パガーニ・ウライア・ロードスターBC、日本上陸 3.9億円で40台限定
【試乗】2代目ジョンクーパーワークスはMINIの「走りの気持ち良さ」を象徴するモデルだった【10年ひと昔の新車】
真のプレミアムを知っている人にこそ選んでほしいルノーのコンパクトSUV「キャプチャー」
発表直前、タイカン クロスツーリスモのプロトタイプに緊急試乗。乗り心地や走破性は上回っている
マツダ2 設計年次は気になるがライバルを圧倒する内装センスがある
インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
マツダMX-30はハイブリッド車より成熟した走りのEVに魅力あり。大本命は22年登場のPHEVかもしれない
まもなく登場・新型Cクラスに先行試乗。Sクラス並みのデジタル化や快適性重視の走りに期待
今年後半発売、ピニンファリーナの億超えEVハイパーカー「バッティスタ」に先行試乗した
新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」世界初公開。近未来的なデジタル装備はまさにベイビーSクラスだ
新型911 GT3を一足先に取材。スワンネック形状のウイングを採用した理由とは?
日産ノートはこのジャンルでベストの1台だが乗り心地と価格は少し気になる