ジュネーブで発表された14億円のブガッティ。登場裏話やデザイナーの独占取材を公開
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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そして今回、このクルマのデザインを担当したデザイナーと製作中の工房を取材できる招待状が届いたのである。到着した場所に現れたジャーナリストはフランス、イギリス、ドイツそして私の4名だけ。恐れ多いが、私のブガッティ社との付き合いは長く、今から12年前、「ヴェイロン」が誕生した時にモルムスハイムでの試乗会に参加、その後、「グランスポーツ・ヴィテッセ」で初めて360km/h超えの体験をさせてもらうなどしている。おそらくこうした経緯で選ばれたのだろう。
さて、まずはチーフデザイナーのエティエンヌ・サロメからデザインの哲学が紹介された。フランス人の彼はなんとブガッティブルーのスーツを着用して現れ、その思いを強く語り始めた。何よりも彼の想像力をかき立てたのは、「わずか世界で1台のみ生産されるということ、そしてそれが悲運の歴史を持つ、世界で最も美しいと言われるスポーツクーペへのオマージュであるという2点でした」。
それはあくまでも美を追求するエティエンヌにとっては格好の題材でもあった。「私は今回、このクルマは特に“アート”であると思ってデザインしました」と思い切った発言でスタートする「しかし、車という道具ではないですか?」という私の問いに、「そうですね、工芸品と言っても良いかもしれません。「時計で言えばトゥールビヨン(姿勢差による重力加速度の影響を避ける装置)ですね」と答える。確かに機能と完璧さを求める機械という意味では正しい。
また彼は「ただし自動車にはホモロゲーションという壁があって、工芸品(アート)では押し通せない部分も多くなります。それでもこの車はワンオフですから、購入されたオーナーの国のレギュレーションに合わせるように、エンジニア達とベストなソリューションを考えています」と加えた。
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