ドゥカティ「スクランブラー 1100 スポーツ」はお高めだけどクセの無い万能選手かも
掲載 更新 carview! 写真:編集部
掲載 更新 carview! 写真:編集部
日本自動車輸入組合(JAIA)主催の2輪車試乗会に参加してきました。試乗するのはもちろんすべて輸入車。その中で気になったモデルをチョイ乗りしたのでレポートします。
今回ご紹介するのはドゥカティ「スクランブラー 1100 スポーツ」です。「スクランブラー」シリーズが投入されたのは2015年。それまでスポーツモデル中心だったドゥカティにおいて、ストリート感満載なスタイルで登場し、話題になりました。発売時はL型2気筒、803ccのエンジンを搭載。その後399ccのエンジンを搭載した「シックスティー2」が追加され、中免(正式名称は普通自動二輪免許)でも乗れるドゥカティとしてこれまた話題になりました。
そして2018年に追加されたのがこの「スクランブラー 1100」シリーズです。モデルラインアップは3タイプ。「スクランブラー 1100」はスタンダードタイプ。「スクランブラー 1100 スペシャル」はハンドルバーを低めにして、アルミニウム製前後フェンダー、クローム仕上げのフルエキ、ブラックアウトしたワイヤースポーク他、外装を中心にその名通りスペシャル仕様にしたもの。試乗した「スクランブラー 1100 スポーツ」はオーリンズ製48mm径フルアジャスタブルの倒立フロントフォークと、リアにもオーリンズ製のプリロード/リバウンド調整機構付モノショックを装備。フロントブレーキはブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーに320mmのセミフローティング ダブルディスクを装着し、スポーツの名に恥じない仕様となっています。
またがってみると身長170cmの編集Kはつま先立ちにはなりますが、シートがやや細身なので足が届かないという感覚にはなりません。スタンダードよりやや下げられたハンドルバーの低さは全く違和感なく、それまでのスクランブラーシリーズとおおよそ同じ「殿様スタイル」気味の楽チンポジション。
クラッチミートに神経をつかうことなくスルスルとスタート。800ccのスクランブラーに比べると動きにやや重厚感がありますが、ヒラヒラとした軽快感は損なわれていません。一方でアクセルをワイドオープンすると1100ccらしいパワフルで豪快な加速が味わえます。クセもなく全般的に気を使わず思い通りに走らせることができました。これはひょっとするとスクランブラーシリーズのベストバイかもしれません。しっかりと消音された排気音がやや寂しいので、もうすこし1100ccらしいサウンドを聴きたいとも思いましたが、そのあたりは自分好みにカスタムしていくのがバイクの楽しみというところでしょうか。
お値段は183万5000円と輸入車らしくややお高めですが、ネオクラシックでありながらボリューム感があって、パッと見で「カッコいい」と思わせるスタイリッシュなルックスは男女ともにウケが良さそうだし、それでいて乗りやすくパワーもある。1台でオールマイティに使いたい、という人にはその価値に見合うお値段なのかもしれません。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ「新型ミニランクル」まもなく登場!? カクカク斬新デザイン採用? 噂の「ランドクルーザーFJ」 期待されるコトとは
マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
メルセデス・ベンツ GLA【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
【最新モデル試乗】BEVのワールドリーダー、より先進的に使いやすく熟成したテスラ・モデル3の実力
BMW新型「4シリーズ・グランクーペ」初公開 人気のスタイリッシュ・4ドアクーペは同時にEV「i4」も改良
約230万円! トヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発表! 6速MTのみの「“ガチガチ”モデル」に販売店でも反響アリ
教習所の「存在価値」が上昇中? 活躍の場は教習から障がい者支援まで、社会的使命と採算性の両立に課題も
[クルマの基礎知識]FF,FR,MR,RR全部説明できる?自分のクルマはどれに当てはまる?
ベントレーが3番目のコーチビルトとなるW12エンジンを搭載した最後のモデルを発表
サーキットがライブハウスに変身!? 80年代を彷彿させるバブリーな衣装を身に纏って荻野目洋子とDJ KOOがライブを開催!
カワサキ「Z900RS」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
「ヤリスのクローン」「優れた経済性」 英国の自動車メディアは欧州限定「マツダ2ハイブリッド」をどう評価しているのか?
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!