トヨタの台数減。ノート、デイズ、フィットが順位をアップ【マーケット概況・7月】
掲載 更新 carview!
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7月の外国ブランドの輸入新規登録台数は、前月比3.8%減の2万0993台で、16ヶ月ぶりにマイナスとなった。ただし首位のメルセデス・ベンツをはじめ、2位のBMWなどトップ10ブランド中、6ブランドは前年実績を上回っており、ユーザーの消費マインドが低下しているわけではなさそうだ。
ブランド別では、メルセデス・ベンツが前年比0.7%増の5080台を登録。伸び率は微増ながら、拡大したラインアップの改良や特別仕様車の設定など話題を提供し続け、16ヶ月連続で前年実績を上回っている。
BMWは前年比0.4%増の3586台を登録し、2ヶ月連続でフォルクスワーゲンを押さえて2位を維持した。BMWは今年2月の新型「5シリーズセダン」の導入に続き、6月にはワゴン版の「5シリーズツーリング」を投入。他にも限定車や高性能モデルを導入するなどして6ヶ月連続でプラス成長を果たしている。
3位フォルクスワーゲンは6月に前年実績を上回ったが、7月は約16%減の3127台とマイナスに転じた。これが輸入車市場の縮小に影響した模様だ。ただフォルクスワーゲンは今年4月と5月には「up!」と「ゴルフ」をマイナーチェンジしており、その登録が進めば台数アップが見込めそうだ。
4位アウディは3.2%減の1839台、5位BMWミニは1.1%増の1695台を登録。中堅グループではルノーが前年比約89%増を登録するなど調子がよかった。
なお7月は欧州の複数ブランドのディーゼル排出ガススキャンダルが話題になったが、7月の国内登録台数ベースで見る限り、この影響は出ていない。7月のディーゼルエンジン車の輸入車全体に占める割合は22.5%で過去最高を更新している。

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