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トヨタの台数減。ノート、デイズ、フィットが順位をアップ【マーケット概況・7月】

登録車が12ヶ月ぶりのマイナス

このところ好調の新車販売にブレーキか。7月の新車販売は全体で2.9%のプラスを維持したものの、登録車は12ヶ月ぶりのマイナスとなった。このうち輸入車については16ヶ月ぶりのマイナスとなるなど、前年超えが続いていた新車販売に怪しい雲が立ち込めた。順に詳しくみていこう。

乗用車、軽自動車、貨物車、輸入車を含めた7月の新車登録台数は前年比2.9%増の42万7549台。登録車に限ると、1.1%減の27万8517台で、乗用車、商用車ともに前年実績を下回った。普通乗用車(3ナンバー車)は2.0%減で16ヶ月ぶりのマイナス、小型乗用車(5ナンバー車)は0.5%減で9ヶ月ぶりのマイナス、貨物車は1.1%減で9ヶ月ぶりのマイナスと全体に落ち込んでしまった。

7月は新型車として「トヨタ カムリ」が登場しているが、まだ登録は本格化しておらず(工場出荷の目処は2ヶ月ほど)、一方で稼ぎ頭だった「トヨタ C-HR」や、マイナーチェンジ版「トヨタ ヴィッツ」は新型車効果がひと段落して台数が減少したことが影響した模様。結果、トヨタの登録台数は前年より10%ほど減少しており、この影響が大きく出た。

一方、軽自動車は前年比11.3%増と4ヶ月連続のプラスとなり、このうち軽乗用車は11.7%増をマークしている。ただ、軽は昨年のこの時期に販売が停滞していたため、今年の実績がよく見えやすいことは考慮する必要がある。

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