メルセデスの誤算? 継続販売が決まった「Gクラス」の大幅改良モデルに先行試乗!
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 16
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ところでもっとも大きな変化はボンネットの下に見られる。すべてのエンジンには48Vのマイルドハイブリッドが装備され、さらに4リッターV8エンジンは今回テストした「メルセデスAMG G63」専用となる。
こうしたグレード整理の背景には、V8をオーダーするGクラスオーナーの殆どがAMGを選択しているという市場調査があるそうだ。正確な出力データは未発表だが、発進時および登坂路での力強さから想像するに低速トルクの改善を含め若干のパワーアップが行われているはずだ。
さらにオフロード走行で感銘を受けたのは、新たにオプションで採用される油圧制御のダンパーをもったAMGアクティブライドコントロールである。この最新のシャーシによって各車輪のグリップが向上し、トラクションが劇的に改善している。
一方でアウトバーンでのクルージングテストではフラットで快適な乗り心地を提供しているのが体感できた。ニューGクラスはオフロードでもオンロードでも、パフォーマンスがさらに一段高いレベルへと進化している。
ICE搭載のGクラスの生産販売継続は、充電インフラなどが未だ発展途上の日本のゲレンデヴァーゲン・ファンにとっては間違いなく朗報だろう。ただしこの原稿を書いている12月にはメルセデス・ベンツからはまだ正確な導入時期や価格などは発表されていない。<終わり>
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