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ウラカンLP580-2に鈴鹿で試乗。色濃く明解に感じられる「操る愉しさ」

完全ウェットでは「ひたすら恐々の走り」に終始

ただし、路面はまだまだ完全ウェットで、前を行くインストラクター車が巻き上げる水煙によりワイパーは不可欠の状況。タイヤが温まらないこともあってグリップ感はかなり低く、コーナリング中に少しでもラフなアクセルワークを試みると、たちまち後輪が”ムズムズ”し始めるのを感じさせられる。

そもそも、こうした怒涛のパワーと2WDシャシーの組み合わせが成立するようになったのは、昨今の高度な電子制御のサポートがあってこそ。アクセルを踏み込むと、メーターパネル内でトラクション・コントロールの作動を示すワーニングランプがたちまち点滅し始めることに、改めてそんなことを教えられる。

そうした状況ゆえ、2WDならではの自由なハンドリングを味わう暇も無く、率直なところ「ひたすら恐々の走り」に終始した3周×2回目のセッションが終了する頃になると、雨は完全に上がって路面も徐々に乾き始めることに。

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