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ウラカンLP580-2に鈴鹿で試乗。色濃く明解に感じられる「操る愉しさ」

視界に優れ、扱いも難しくはない

センターコンソール上にレイアウトされたランボルギーニ車ならではの真っ赤なカバーを跳ね上げ、その下にあるスイッチを押してシート背後のV10ユニットに火を入れる。一瞬の身震いと共に咆哮を放つそんな心臓の目覚めに、神経質さは微塵も感じられない。

2ペダルゆえ、トーボード周りに窮屈さはないし、脚を前方へと投げ出したドライビング・ポジションもごく自然なスポーツカー・スタンス。さすがに後方視界はやや限られるものの、前方・左右への視界の広がりは、Aピラーやドアミラーが目障りになるいくつかのミニバンやコンパクトカーなどよりも優れるほど。

ウインカーやワイパーのスイッチがステアリング・ホイール上にあったりするので、初ドライブの前にコクピット・ドリルを受けることは不可欠だが、そこをクリアしてしまえばステアリング・ホイールやペダル類が特に重いわけでもなく、「とりあえず移動させる」ことは昨日免許を取得したばかりの人にとっても、何ら難しいことはないものだ。

かくして、ピットロードを後にして、わずか6台だけのために占有された鈴鹿サーキット本コースへと、いざ出陣!

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