エリーゼ新型 海外試乗 新パワーユニットの走り
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:LCI
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ところで最近のロータスは、F1復帰や佐藤琢磨選手×KVレーシングとのジョイントによるインディカー参戦など、動きが活発になってきている。これは何もモータースポーツだけの話ではなく、製品も含めたブランド全体を押し上げようという動きのようだ。おそらく、昨年CEOに就任した元フェラーリ副社長のダニー・バハー氏の采配によるものなのだろう。前CEOのマイク・キンバリー氏は創始者コーリン・チャプマンの時代から在籍し、古き佳き時代を知る生粋のロータスマン。それに対してダニー・バハー氏はレッドブルでF1プロジェクトを担当し、フェラーリでもブランディングを手がけていた。ここ最近のフェラーリの成功体験から、ロータスというブランドにまだ伸びしろがあると感じているのだろう。これまではエリーゼやエキシージといったマニアックなスポーツカーが中心だったが、もう少し違う華やかな世界にも足を踏み入れようという意志があるようなのだ。
1975年にデビューし、当時はポルシェやフェラーリと肩を並べるスーパースポーツだったエスプリは近い将来復活するようだが、それにはブランド改革が必要なのだろう。
2010年の秋頃には、次世代ロータスの方向性を示す何らかの発表があるという。エリーゼに代表される古き佳きロータスも大切にしてもらいたいが、新しいロータスにも大いに期待したいのだ。
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