新型GLE/GLEクーペに海外試乗。メルセデス新世代SUVの実力は?
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:メルセデス・ベンツ日本
さて、2日目に乗ったスタンダードモデルの「GLE」だが、こちらはMLのモデルチェンジといった方がイメージが付きやすいに違いない。そう考えれば正常進化となり、ドラマチックな変更はない。
フィーチャーするとすればメルセデスとしてはSUV初のプラグインハイブリッド車の導入だ。「GLE 500e 4MATIC」と名付けられたモデルがそれに当たる。
パワートレーンは3リッターV6直噴ツインターボ+電気モーター。前者が333ps、後者が116psを発揮する。合計すれば400馬力以上でV8並みの出力といえそうだ。ギアボックスは7Gトロニックプラスが組み合わされる。
また、プラグインハイブリッドをより効果的に走らすため、4つの走行モードが用意される。「ハイブリッド」「Eモード」「Eセーブ」「チャージ」がそれだ。Eモードはカタログ値で30km走行可能ということなので、実際に試してみた。とくにアクセルに慎重になることなく流れに沿って走ったところ、25kmの走行だった。加減速を頻繁に行ったことを鑑みれば悪くない。
実はパワーソースはこれ以外にもあり、各国のマーケットによって使い分けるそうだ。現行MLの約70%がディーゼルであると聞くと、日本仕様の中心は3リッターV6ディーゼルの「GLE 350d」となるのは必至。導入時期は来年前半になりそう。今度はじっくりと日本の道で試乗したいところである。
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