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両側スライドで真向勝負 スズキ パレットに試乗!

パレットの自慢は低床プラットフォーム

スズキ パレットは入念に“まだ見ぬ2代目タント”を意識して開発されてきた感が強い。2400mmというホイールベースは初代タントよりわずかに短いが、全高は初代タントより10mm高い1735mm(FF車)にしたうえで、徹底した低床設計で初代タントより35mmも大きい室内高を確保した。さらにリアは両側スライドドアを採用。おそらくスズキは新型タントを「初代のパッケージをほぼ受け継いで、新しくスライドドアを採用してくる」と予測したのだろう。

しかし、実際の新型タントは、ムーヴと同じ2490mmという驚異的な超ロングホイールベースのプラットフォームを使い、しかも全高をさらにどーんと引き上げて登場したのはご存じの通りだ。ディメンションの数値でいうと、新型タントはパレットよりホイールベースが90mm長く、全高は15mm高い。そしてスライドドア採用はスズキの読みどおりだったが、スライドドアは左側だけで、かわりになんと大開口ピラーレスボディだった。新型タントを初めて見たスズキの某担当氏は「まさか、あそこまでやるとは…」とちょっと驚いていたようで、ダイハツのピラーレスは、掛け値なしにスズキの想定外だったようだ。

そんなこんなでタントvsパレットの室内空間競争は、室内長はディメンションからも想像できるように、タントがパレットに135mmの差をつけ圧勝。しかし、パレットの自慢は新開発の低床プラットフォームで、全高はタントより低いにもかかわらず、室内高は100mm差でパレットの勝ちである。リアシートスライド量は後席レッグルームがはるかに余裕のあるタントのほうが100mmも大きく、荷室の融通性が高いが、かわりに室内高自慢のパレットは後席を倒すと27インチのシティサイクルをそのまま積める(!)という離れ業を持つ。

パレットとタントの室内空間競争では、絶対的な室内容積はタントの勝ちだが、使い勝手には一長一短ある。ただひとつ言えるのは、後席スライドを最後端にすれば、リアシートのレッグスペースはどちらも身長178cmのワタシでも完全に足を伸ばせて「こんなに広くなくてもいいよ」と言いたくなるほどであり、またパレットもタントも、頭上には見上げるほどの空間が広がっている…ということだ。

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