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「GT-R」と「フェアレディZ」の50周年記念モデルが登場したけどそろそろ新モデルも期待したい

「GT-R NISMO」の2020年モデルはGT3にまた一歩近づいた

今回発表された「GT-R NISMO」の2020年モデルの特徴を一言で言えば、レース現場からのフィードバックの反映ということになるでしょう。

「GT-R NISMO」の2020年モデルでは、2018年のGT3レーシングカーから使用されているターボチャージャーを採用。新タービンブレード(タービンの羽根)は、レスポンス向上のためその枚数を11枚から10枚に減らしつつ、形状を見直し。結果、出力を落とさずに、レスポンスを20%向上させたそうです。

見た目での変化がわかりやすいところでは、GT3レーシングカーを連想させるフロントフェンダーのエアダクトが追加となり、熱対策だけでなく、フロントタイヤ周辺のダウンフォースを増加させているとのことでした。

また、新設計の大径カーボンセラミックブレーキは、サーキットの高G領域の制動性能だけでなく、一般道の低G領域でのコントロール性能との両立を目指したそうです。足回りでは、9本スポークの鍛造アルミホイールに、新開発のハイグリップタイヤを装着。電子制御サスペンションのセッティングも最適化しています。

他、RECAROの新しいシートやカーボンセラミックブレーキ、ルーフやエンジンフード、フロントフェンダーなど、車両重心点から遠い部位へのカーボン素材の採用などで、トータル約30kgの軽量化を果たしています。

「GT-R NISMO」の2020年モデルは、5月中旬より先行予約受付を開始するそうですが、発表会時点では価格はまだ未定とのことでした。

次のページ>>基準車たる「GT-R」の2020年モデルは新色がトピックか

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