軽車中泊勝負、スペーシアベースとN-VANはどっちがイイ? 目からウロコの違いとは
掲載 carview! 文:山本 晋也 37
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ウィズコロナで注目度を上げているカーライフのスタイルに「軽バンライフ」があります。
全長3.4×全幅1.48×全高2.0mという軽自動車規格の小さなボディながら、ラゲッジの使い勝手を最優先したパッケージは想像以上に広く、車中泊も余裕でこなせてしまう実用性の高さが面白さを生み出していることが、軽バンが注目されている理由でしょう。
また、働くクルマを遊びで使うという意外性も、好奇心あふれる若者世代に刺さっているのかもしれません。さらに、軽バンというクルマヒエラルキーでは最下層といわれるカテゴリーをあえて趣味として選ぶことで、逆にオールドスタイルの価値観から脱却できるという点も、軽バンライフのユニークなポイントとなっています。

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そうしたニーズに応えるべく、軽自動車大手のスズキが2022年9月に登場させたのが「スペーシアベース」です。もともとは軽乗用車の人気カテゴリーであるスーパーハイトワゴンの「スペーシア」の基本設計を利用しながら、後席をコンパクトにして、ラゲッジスペースを多彩に活用できるよう、軽商用バンのノウハウを投入しています。
その開発背景を考慮してより正しく表現すれば、スペーシアのバリエーションではなく“エブリイバンの開発チームがスペーシアを素材に新しい軽バンを生み出したニューモデル”というべきでしょうか。別の見方をすれば、ビジネスユースはエブリイバン、パーソナルユースはスペーシアベースがカバーする住み分けとなっています。

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スペーシアベースのライバルとなるホンダ「N-VAN」はこのあたりの素性が完全に異なります。N-VANはホンダとして唯一の軽商用車です。そのためスズキのエブリイバンや、ダイハツの「ハイゼットカーゴ」といったFRプラットフォームのライバルと比較されることを前提に開発しているのです。
N-VANはFFと4WDがあり、NAエンジンとターボエンジンがあり、AT(CVT)とMTという風に多彩な仕様を用意しています。一方、スペーシアベースは駆動方式こそFFと4WDを用意していますが、NAエンジンAT(CVT)だけで2グレードの設定です。
価格帯についても、N-VANは127万6000円~187万2200円となっていますが、スペーシアベースは139万4800円~166万7600円となっています。スペーシアベースは乗用車感覚で使える仕様に絞っているといえます。
そうした影響は最大積載量にも現れています。スペーシアベースは200kgに留まっていますが、N-VANは軽商用の上限といえる350kgとなっています。大は小を兼ねるという発想からするとN-VANのほうが有利に思えますが、350kgに対応するためにはフル積載を考慮してサスペンションを引き締める必要があります。結果として、乗用車的な乗り心地でいえばスペーシアベースのほうが有利になっています。

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N-VANの特徴は運転席以外を格納してフラットなラゲッジを作れる点です。助手席も格納できますから、大柄な人でも余裕で横になれるだけのスペースが生み出せます。ただし、助手席は格納優先でクッション性が犠牲になっている部分も否めません。
スペーシアベースも後席は長時間の乗車が厳しい設計ですが、助手席は乗用車的な仕上がりです。二人乗車での移動が多いのであればN-VANよりスペーシアベースがおすすめといえます。
スペーシアベースのアドバンテージとしてはACCの性能も挙げられます。スペーシアベースには渋滞にも対応した全車速タイプのACCが備わりますが、N-VANのACCは渋滞時にはキャンセルされてしまうものとなっています。休日の高速道路で渋滞にハマることを考えるとスペーシアベースのACCが有利です。
軽商用車全般でみても全車速対応ACCを備えているのは「ダイハツ アトレー」くらいのもので、スペーシアベースの運転支援機能は同クラスにおいてトップレベルといえます。ちなみにアトレーもパーソナルユースを考慮した軽バンですが、こちらはFRプラットフォームで、ターボエンジンだけの設定となっています。
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キャンプや車中泊といった楽しみ方を想定しているユーザーは長距離移動も考えているでしょうから、NAエンジンだけのスペーシアベースは不利な面もあります。スペーシアベースとN-VANの比較でいっても、ロングドライブ派であれば、ターボエンジンを用意しているN-VANの満足度が高いケースもありそうです。
いずれにしても、予算やバリエーションの幅広さでいえばN-VANで、スペーシアベースはパーソナルユースに絞った仕様という風に捉えることができます。どちらが優れているという風に考えるのではなく、自分のニーズに合っている軽バンは、どれなのかという視点で、スペーシアベースやN-VAN、さらにはエブリイバンやハイゼットカーゴまで視野を広げて検討していくことが、納得いくクルマ選びにつながることでしょう。
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文:山本晋也
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