トヨタ「ヤリス クロス」はGグレードがおススメ。燃費やサイズと価格のバランスでライバルに優勢
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 84
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 84
ヤリス クロスのライバルとなるのは、さしあたって下記の3モデルです。
・トヨタ ライズ(ダイハツ ロッキー)
・日産 キックス
・ホンダ ヴェゼル
同門のトヨタ「ライズ」(姉妹車はダイハツ「ロッキー」)は、「安価でありながら走りは活発で、使い勝手も悪くない」という点でヤリス クロスに比肩しますが、いかんせんボディサイズがやや小さいため、そこを不満に感じる人は多いかもしれません。
日産「キックス」は、特に後席の居住性はヤリス クロスを完全に上回っています。また「e-POWER」というハイブリッドシステムがもたらす動力性能と燃費性能も、非常に優秀です。しかしキックスは全体的に「正直、高級感はあまりない」という作りの車なので、いわゆる上質さを求めている人には向かないでしょう。
2021年4月に発売となった新型ホンダ「ヴェゼル」は、ヤリス クロスよりも少し大柄であるため、居住性や積載性に関しては明らかにヤリス クロスより上です。しかしその分だけ車両価格も(ヤリス クロスと比べれば)若干高めですし、そもそもヤリス クロスとは「微妙にクラスが異なるSUV」だといえます。
そう考えると、「比較的安価で、小ぶりだけど小さすぎず、最新の車台やパワーユニットにより、とってもよく走る低燃費なクロスオーバーSUV」であるヤリス クロスは、ライバル不在なほぼ唯一無二の存在。だからこそ、よく売れているのでしょう。
ボディサイズが(ヴェゼルなどと比べれば)やや小さめである点があなたの生活に支障を及ぼさないのであれば、間違いなく“買い”の一台です。
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