A7スポーツバック登場 クワトロにも驚きの進化
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:中野 英幸
A7スポーツバックは走りも魅力的だ。最近のアウディ車は、FFベース4WDのデメリットともいえるフロントヘビー特性を、フロントタイヤをより前方に配置することで改善している。フロントオーバーハングが短くなる効果もあるが、真の狙いはフロント車軸に対してクルマの構成パーツのなかでもひときわ重いエンジンをできる限り後方に配置して、重量配分を最適化することだ。
A5から始まったこの設計コンセプトはA7にも取り入れられ、結果として走行安定性にも効く2915mmというロングホイルベース化を果たした。アウディが重量配分にシビアなことは、アイドルストップにも対応する12Vバッテリーをエンジンルームではなくトランクの床下に搭載してきたことからも見て取れる。
これらの効果も合わせ、A7スポーツバックには今までのアウディとはひと味違った走りの質感を感じる。端的に言うとそれは“素直な曲がり出し”だ。
他のアウディに違和感があるわけではないが、ライバルのFR勢と比べると、曲がり出しで4WD特有の強い直進力を打ち負かして曲がり出すような抵抗感がある。特にステアリングセンター周辺の微操舵域で感じるものだが、A7スポーツバックでは強く意識しない限り、感じられないレベルに押さえ込まれていた。
A7スポーツバックはどのようなハンドル操作のスピードや操作量に対してもFRのようにスムーズかつ素直に曲がり出し、気持ちよく走る。しかも、4WDの魅力である高速安定性や旋回中の安定感も兼ね備えているのだ。
個人的には高級車は前後タイヤに役割分担させるFRが有利と考えていたが、A7スポーツバックに乗って、それを改める必要性が出てきたと直感した。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!