新型エスクードの走りは?「要望」次第で1.4Lターボ搭載もある!?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
SX4 Sクロスと同じ1.6リッター直4エンジンは、最高出力117ps/6000rpm、最大トルク15.4kgm/4400rpmと、数値上は見るべき点はない。が、実際には総合的に見て必要にして十分の動力性能を発揮した。
試乗では、4WDの仕様に大人4人を乗せ、山道と高速道路を少しずつ走らせてみた。近頃は過給エンジン搭載車にばかり試乗しているせいか、低回転域ではもう少し力があったらなと感じさせたものの、それで困るかといったらそんなことはなく、エンジンの回転が上がるのを少し待つか、もっと踏めばすむ話だ。踏んで高まる音は聞きたくなる類の音色ではないが。
この控えめなスペックでそこそこ走るのは、エスクードの車両重量が軽いからだ。4WDでも1210kg、FWDなら1140kgに過ぎない。同じクラスのSUVを見てみると、マツダCX-3は4WDが1330kgでFWDが1240kg、日産ジュークは4WDが1390kgでFWDが1200-1300kg、ホンダ・ヴェゼルは4WDが1270kgでFWDが1180kgだ。装備が違うので単純に判断できないが、エスクードが軽いのは確か。おかげで、JC08モード燃費も4WDで17.4km/L、FWDで18.2km/Lと健闘している。
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