斬新かつ華やかな異端児、イヴォークコンバーチブルは買いか?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
トップの開閉状態にかかわらず、251リッターのラゲッジ容量が確保される。別の機会に試乗した際、機内持ち込み上限サイズのスーツケースを2個入れてもまだ余裕があったのを確認している。中央にラゲッジスルー機能を備えているので長尺物もOK。“コンバーチブル・フォー・オールシーズン”というコンセプトというだけあって、季節を問わず、また目的地を問わず、どこへでも行ける走破性や実用性が備わっている。最低地上高は210mm。ちなみに渡河は水深500mmまで可能だ。行く人はいないだろうが。そうそう、実用性といえばリアシートはプラス2の域を超えたスペースが確保されている。トップを上げた際の頭上空間も十分。
価格は765万円。ただしテスト車には、ACC(12万3000円)、アダプティブLEDヘッドランプ(30万4000円)、安全系装備やプレミアムサラウンドシステムなどを含むラグジュアリーパック(70万1000円)、20インチアルミホイールや専用エンブレムなどを含むブラックデザインパック(35万7000円)ほか、計217万2000円のオプションが装着されていて、締めて982万2000円也。
決して安いクルマではない。しかし華やかなクルマはだれにでも買える価格である必要はない。「お、いいじゃん」とポンと買う人、買える人向け。そういう人は飽きっぽいから数年後には『カーセンサー』にポツポツ出てくるはず。我々クルマ好きの出番はそれからだ。
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