ボルボ新型C30が登場 力強いフロントに注目！

フロントの力強さに注目

2009年実績で見ると、ボルボの人気ラインナップはV50、V70、C30といった順番だったそうだ。デフレ対策としてコンパクトシリーズのプライスダウンを決行した結果、V50がトップに躍り出たと考えられる。

ただ、登録台数全体は一万台中盤にあった全盛期より遥か下降してしまったのは事実で、後半にリリースされたXC60が追従しているとはいえ、ボルボにとって冬の時代であることは間違いない。その意味では今年フルモデルチェンジするS60に期待がかかるが、このC30も忘れてはならないだろう。スタイリッシュでかつ実用性の高いサイズは、輸入車のエントリーモデルとしても人気が高いからだ。それに、じつはワタクシを含め業界内にも隠れファンはけっこういる、らしい…。

さてさて、そんなC30のマイチェンだが、従来モデルのレポートがエクステリアチーフデザイナーのフェディ・タルスマに届いたわけでもないだろうが、今度はアグレッシブな顔つきとなった。これで「サングラス姿の女性が似合う」といった印象から、「サングラス姿の女性“も”似合う」といった表現になる。

それによく見るとアイアンマークが大きくなったばかりか、大型のエアインテーク、ハニカム形状のグリルパターンなどが取り付けられ、力強さを強調する。この辺はXC60からはじまる新世代マスクのようだが、C30ならではの個性もちゃんとある。ラインナップ中唯一の2ドアハッチバックは、480ターボに見られたボルボのヘリテージデザインが取り入れられているのだ。