6速MTのC-HR “GR SPORT”は若い世代のクルマ好きを育ててくれるかもしれない
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一 14
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一 14
その乗り味は、基準車の粘り強い特性に対して、サラッとしているのがとても印象的だった。“SPORT”というからにはもっと重厚感のある、限界の高そうな足回りを想像していたが、実際は拍子抜けするくらい軽快感がある。ちなみにその足下には19インチタイヤを履かせていたが、その乗り心地は18インチと同等といっても差し支えないほど快適である。
もちろんその軽快さは、比較対象が重量的に50kgほど重たいハイブリッドであるからというのもある。しかし軽いなら軽いで、バネ下で大径タイヤが反発してもおかしくはないのだが、そうした部分もS-T GR SPORTはそつなくバランスしている。
また、6速MTモデルというのもよかった。身のこなしの自由度に加えて1.2リッターターボの加速を自分のリズムで変速できるようになったおかげで、C-HRがより思い通りに操れる気分になるのだ。単純に考えても、背の高いSUVをマニュアルトランスミッションで運転するのは新鮮である。
またこの6速MTは「6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)」と呼ばれる、オートブリッピング機能が付いたもので、必要な空ぶかしを自動で行ってくれる。これは普段の運転を楽なものにするだけでなく、ヒール&トゥといったドライビングテクニックの習得をアシストしてくれる武器になる(できる人にとっては必要以上にエンジン回転が上がってしまうのでOFFにすることもできる)。こうすることでトヨタは、若い世代のクルマ好きを、地道に育てようとしているのだと筆者は受け取った。ちなみにこの6速MTを搭載した最もベーシックな「S-T」グレードは236万7000円という安さである。
筆者はいつも思うのだが、C-HRは現代のセリカだと思う。若者向けのカッコ良さを備えながら実用性を過不足なく満たし、走りもいい。そして何より手が届く価格帯にある。スープラのように気合いの入ったスポーツではないけれど、ほどよく日常にマッチしながらスポーティを演じている。
だかこそ、C-HRは爆発的に売れた。そしてGR SPORTグレードを得たことで、さらにその存在感を強めて行くのだろう。こうしたクルマ造りをさせると、とにかくトヨタはすごい。
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