フェラーリFF、純白のバージンロードを疾走!
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:菊池 貴之
FFの雪上(氷上)性能は想像以上に高かった。ステアリングホイールのダイアルで「スノー」「ウェット」「コンフォート」「スポーツ」「ESC OFF」の5つのモードが選べる。
まずは「ウェット」から試す。発進は楽だ。予想以上にタイヤが暴れないし、グリップ力が高く感じる。実際のところは、タイヤがいいのか、電子制御が優れているのか、あるいは基本的なトラクション性能が高いのか分からない。結果的に予想以上によく走る。
路面を確認したら「コンフォート」に切り替える。このモードでは多少タイヤがスリップしてもアクセルで姿勢をコントロールできる。トラクションコントロールが良く利いているので600psが100psくらいに調教されている。とても親切な制御なのでベテランでもありがたく思う。サーキットでスポーツドライビングを経験した人ならこのモードがいい。適度にコンピューターが介入しドライビングをアシストしてくれるからだ。
腕に自信があれば「スポーツ」も面白い。アクセルとステアリングでドリフト走行がダイナミックに楽しめる。スノードライブが得意ならこれがいい。ちなみに私は全日本ラリー選手権で何度かウインターラリーを制覇しているが(笑)。
「ESC OFF」はタイヤが空回りするだけで楽しくない。OFFモードでは皮肉にももっとも安全なモードとなってしまう。なぜならわずかにスロットルを開いただけで、タイヤはホイールスピンを始め、発進することが困難になるからだ。上げたくてもスピードが上がらないのだ。
「スノー」は600psが50psくらいに変身。ワゴンRと勝負できるパワーだ。このモードがもっとも安全なのだが、誤解しやすいのは止まる性能はどのモードも同じ、ということだ。さすがのフェラーリも、タイヤと路面の摩擦力で決まるブレーキ性能だけは大きく変えることはできない。その操縦性も、4WDとはいえフロントのトルクは最小限に抑えているので基本はFRの走り。初心者はトレーニングが必要だろう。
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