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パリMS開幕。会場の雰囲気や日本車の様子、話題の展示も

パリモーターショーが開幕しました。今回は現地特派員こと編集Kがプレスデー会場から、まずはショーの雰囲気を報告します。

地元フランスのプジョー、シトロエン、DSの3つのブランドを有するPSAグループと、ルノーのブースはさすがご当地メーカーといったところで、地元メディアの取材も多く大盛況。特にプジョーとシトロエンは「508SW」や「C5エアクロス」などのワールドプレミアで大混雑。「3シリーズ」や「Bクラス」などのワールドプレミアがあったドイツ・プレミアムブランドのブースも同様ですが、日本のブランドはというとやや空いている様子です。確かにパリ市内では日本車を見かけることはあまりなく、全体的にはフランス車が、パリの高級エリアではドイツメーカーの高級車が多く、国内でのシェアがそのままブースの人気に反映されているように感じました。

海外のメディアは動画撮影に熱心で、スチールカメラとの割合は半々ぐらいではないかと感じるほど沢山います。5人前後で撮影するそこそこ大がかりなチームがいる一方で、カメラ片手に独り言のようにコメントする1人取材も少なくありません。日本ではあまり見かけない、女性が1人で取材する姿も見かけます。

今回の出展でちょっと気になったのがベトナムの不動産会社が立ち上げた「ヴィンファスト(VINFAST)」。デザインをピニンファリーナが手がけ、デザインのいくつかをウェブで公開し、人気投票で決まったデザインを今回のショーで実車化していました。珍しい成り立ちの新興メーカーに海外メディアも興味津々で「LUX A2.0」と呼ばれるセダンモデルと、「LUX SA2.0」と呼ばれるSUVタイプの2台の展示車は盛況でしたが、プロトタイプということもあるのか、細かいところをあまり見ないでくださいとスタッフがチェックするという状況で、車内に入ることもできませんでした。今後どのような展開をしていくのか気になるメーカーです。

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