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M5 完成度パーフェクト 日常とサーキット両立

手軽に扱える500psオーバー

エンジン+7速M-DCT(ダブルクラッチ式)もまた、乗り易さに大きく関係する。

先代のシングルクラッチ式からDCT(ダブルクラッチ=デュアルクラッチ)になったことで、加速が途切れず変速がスムーズになった。変速に伴う余計な姿勢変化が抑えられ、スポーティドライブ時には前後荷重の緻密なコントロールが容易で、走りをより深く楽しめる。同時に日常での快適性も生み出しているのは言うまでもない。

今は多くのDCT搭載車があるが、「M5」のDCTの特徴は変速スピードを3段階で選べること。クリープ現象が無い状態でのスタートに慣れる必要はあるが、最も穏やかなモードにすると、トルコンATに近いスムーズな走りも可能だ。

さらなる注目は、直噴システムと2基のツインスクロールターボで武装した4.4リッターV型8気筒エンジン。560ps(6000-7000rpm)、680Nm(1500-5750rpm)という、一昔前ならジャジャ馬のようなハイパワー&ハイトルクを、「M5」ではあっけないくらい普通に使いこなせてしまう。「M5」はFRだから、冷静に考えるとさらに驚異的だ。

刺激が少ないなどと評される理由も、裏を返せばハイパワー&ハイトルクを完全に手なずけている、性能の高さの証明なのだ。排気抵抗と排気干渉を抑え、タービンを低回転から回せるツインスクロールターボを採用し、排気管とターボを燃焼室に近い排気マニホールドの根元のV8バンク内に配置してレスポンスと効率を追求。さらに、右側バンク排気圧力で回したターボで、左側バンク吸気を圧縮するというクロス配管を採用している。

結果、先代のV10エンジンの8000rpmとはいかないが、ターボでありながら7000rpmまで鋭くスムーズに回り、アクセル操作にダイレクトに反応する気持ち良さや扱い易さを実現。この特性が、穏やかに加速しようと思えばそれを忠実に再現する素直さを生み出し、初心者でも手軽に扱える500psオーバーの車に仕上がっているというわけだ。

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