新型クロスポロ、元気が出る内外装&エコ燃費
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
アクティブで陽気な「クロスポロ」が、最新のパワートレーンを搭載して帰ってきた。本日6月29日に開催された発表会では、同じドイツブランド繋がりの「アディダス」ウェアに身を包んだモデルたちも登場。そのファッション性の高さをアピールした。
クロスポロのルーツは、2004年に欧州で販売された「ポロファン(5000台限定・日本未導入)」。日本では2006年9月から販売された初代クロスポロが、3年間で3500台以上を販売するヒットを記録している。
2代目となる新型クロスポロのベースは「ポロ TSI ハイライン」で、最大の特徴はSUVライクかつファッション性に富んだ内外装だ。外装ではアンダープロテクター風の前後バンパーをはじめ、ボディ下部を囲むブラックのサイドスカート&ホイールハウス、シルバーで彩られたルーフレールやドアミラーが、そのキャラクターを明確に表現している。「まじめで堅実」というVWの枠をちょっと飛び出したスタイルといえる。最低地上高はノーマル・ポロよりも15mm、ルーフレールを含む全高は30mm高い。
内装では、コントラストが鮮やかなシートを目玉に、ステアリングやシフトノブなどに奢られたカラーステッチ、アルミ調のペダル類が若々しいイメージを作り出している。インテリアカラーは「オレンジ・ラテマキアート・グレー」の3色。ボディカラーはクロスポロ専用の「マグマオレンジ」のほか、全4色が用意される。
搭載するパワートレーンは、ポロやゴルフでもお馴染みの1.2リッターTSI・シングルチャージャー+7速DSG。VWのエンジンダウンサイジング・コンセプトの決定版だ。新型クロスポロでは、先代から排気量を400ccダウンサイジングしながら、直噴システム+ターボ過給で105ps/17.8kg-mという1.8リッタークラスに匹敵するパワーを発揮する。しかも最大トルクをわずか1550rpmから発生し、車重も先代より50kg軽くなっているため、元気すぎるほどの加速を堪能できるはずだ。
もちろん燃費性能も大きく向上し、10・15モード燃費は先代の14.4km/Lから18.6km/Lへとジャンプアップ。さらにはエコカー減税(50%)減税や補助金にも対応し、最大32万8200円もの購入補助を受けることができる(取得税5万5700円、重量税2万2500円、補助金25万円or10万円)。価格はベース車から18万円アップの260万円。
VWではクロスポロの発売に合わせてスペシャルサイト(crosspolo.jp)をオープン。また7月12日(月)からは、Twitterを活用したバーチャルイベント「CITY × CAMP」をスタートし、9月18日(土)に六本木ヒルズで開催されるリアルイベントへと繋げていく目論見だ。
コストパフォーマンスの高さから“輸入車のエントリー役”としての顔も持つVW。ノーマル・ポロが昨年10月のモデルチェンジ以降すでに7600台以上を販売するなど、その勢いはまだまだ止まりそうもない。今秋にはハイパフォーマンス版の「ポロ GTI」も登場する予定だ。
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