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ルーテシアの「ベストバイ」はどれだ? R.S.専用パーツで最大17kgの軽量化も

低反発まくらみたいな乗り心地

はじめにルノー・スポールを除くノーマルモデルのなかで最も高価な「GT(259万円)」に試乗。パワートレーンは、1.2リッター直4ターボ(最高出力120ps/4900rpm、最大トルク190Nm/2000rpm)と6速AT(デュアルクラッチ式)の組み合わせ。

正規輸入のルノー車に乗るならトランスミッションはしょぼい4速ATで我慢しなくてはならない時期が長く続いたが、念願のデュアルクラッチ式ATが採用され、変速ショックから解放され、一気に現代的になった。

ルーテシアが「マニアじゃないけどクルマは好き」という層の購入検討の対象になったのは、このアップデートの影響が大きのではないだろうか。パワーも十分。

相変わらず乗り心地は上々だ。凝ったメカニズムは一切採用しておらず、絶妙のセッティングとシートに惜しみなくコストをかけるという昔からのやり方だが、いいものはいい。

古くからのごりごりのルノーファンに言わせれば、昔のはもっと懐が深かったそうだが、少なくとも国産車から乗り換えた層には文句ない乗り心地に思えるはずだ。単にソフトというのではなく、腰のあるソフトさで、言ってみれば低反発まくらみたいな乗り心地だ。

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