魅力は希少性? ホンダ最新の技術を備え高級車化したアコードを解説する
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 49
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 49
現行型アコードのグレードは「EX」という1種類のみで、その車両プライスは下記のとおりです。
●アコードEX|465万円
海外では1.5Lや2Lのガソリンエンジン車も販売されていますが、日本ではe:HEVの「EX」のみです。
465万円というのは決してお安くはない金額ですが、現行型アコードはほぼすべての「高級車ならコレは必要でしょ?」という装備がすべてあらかじめ標準装備されています。そのため、付け加えるべきオプション装備は「フロアカーペットマット プレミアムタイプ」ぐらいのもの。そういった意味でアコードのプライスは、競合する他の車種と比べて「リーズナブル」だといえます。
アコードのライバルとなる車は、国産車でいうと「トヨタ カムリ」でしょうか。アコードとカムリは、アコードが一番売れている地域である北米においても直接のライバル関係にあります。
両者のボディサイズはほぼ同じで、モーターの出力もおおむね同じ。運転支援システムの内容も「両者とも高い次元で互角である」と言っていいでしょう。
若干異なるのは価格で、アコードは前述のとおり465万円ですが、カムリのアコードに近いグレードである「WS“レザーパッケージ”(2WD)」は447万4000円。若干ですが、カムリのほうがお買い得です。
またWLTCモード燃費も、アコードの22.8km/Lに対してカムリWS“レザーパッケージ”(2WD)は24.3 km/Lですので、これまた若干ながらカムリが有利といえます。
これらに加えてカムリは「なんだかんだでトヨタ車はいちばん安心できるし、リセールも高いし」的な――それが事実かどうかはさておき、心理的な安心感をユーザーに与えてくれる車だといえるでしょう。
そのため、「安全パイ」というと表現が悪いかもしれませんが、「あくまでも手堅い選択」を求めたいのであれば、メジャーなカムリを買うのがベストです。
しかしアコードには、カムリとおおむね同等の性能と実用性に加えて「日本での月販目標台数はたったの300台である」という、良いのか悪いのかわかりませんが、とにかく圧倒的な“希少性”があります。
東京23区あたりでは、BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスあたりの輸入車はあまりにも数が多くて、輸入車ならではの希少性みたいなものは、ハッキリ言って微塵も感じられません。
しかし、北米や中国では超メジャーなものの、日本では激レアな存在であるアコードには、下手な輸入車以上のレア物感があります。そしてそのレア物感に伴う満足感を、ある種のユーザーは確実に感じることでしょう。
もちろんレア物感うんぬんだけでなく「性能」や「実用性」の面においても十分以上に素敵なアコードです。そのため、もしもあなたが「人とカブるのは好きじゃない」というタイプのセダン好きであるならば――現行型のアコードは“うってつけの選択肢”になることでしょう。
<終わり>
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