新型3シリーズが登場 トルク30%、燃費24%アップ
掲載 更新 carview! 写真:菊池 貴之
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1月30日、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型3シリーズ(開発コード:F30)がついに日本デビュー。6世代目3シリーズのラインナップは「328i」を皮切りに、エントリーグレードの「320i」が今春に、秋にはハイブリッドモデル「アクティブハイブリッド3」が順次投入される。また時期未定だが、ディーゼルモデルの導入も予定されている。328iのデリバリーは2月中旬から、価格は570万円~(※ページ下部にプライスリストあり)。
フロントは伝統のキドニーグリルをワイド化。ヘッドライトがグリルに入り込むようにデザインする事で、低く構えた姿勢を強調した。リア周りでは張り出したフェンダーが特徴的で、30mm拡大したトレッドをさらに強調、見た目にも安定感を向上させている。リア・コンビネーションランプはBMWの典型的なL字型を採用する。
ボディサイズは全長×全幅×全高=4625×1800×1440mm、ホイールベース2810mm。全幅についてはドアハンドルを日本専用設計にする事で、日本の一般的な機械式駐車場にも入る1800mmをキープしている。
インテリアでは、インパネ中央部が運転席に向けて7度傾斜しており、ドライバー・オリエンテッドでスポーティなコクピットが作られている。iDriveのモニターは、電子タブレッドさながらの高解像度8.8インチが標準装備。またホイールベースが50mm拡大されたのに伴い、後部座席のニールームは15mm拡大。全長拡大によってトランクルーム容量も先代より50リッター増え、480リッターを確保。プレミアムセダンとしての居住性、使い勝手も向上させている。
328iに搭載されるのは、BMW新世代直4エンジンで、ツインスクロールターボチャージャー、高精度ダイレクト・インジェクション、ダブルVANOS(吸排気・連続可変バルブタイミング機構)、バルブトロニックを組み合わせたBMWの「ツインターボ・テクノロジー」を採用したもの。パワースペックは最高出力180kW(245ps)/5000rpm、最大トルク350Nm(35.7kg-m)1250-4800rpmで、先代の「325i」比較で出力は13%、トルクは30%向上している。一方で、高効率8速ATを採用する他、スタート&ストップ機能、ブレーキエネルギー回生システム、電動パワステの採用により、燃費性能は同比較で24%向上の15.6km/L(10・15モード燃費)、JC08モードは15.2km/Lをマークする。
足回りはリアトレッドを30mm拡大して走行安定性を向上させた他、前ダブルジョイント、後5リンクはそのままに、アーム類の剛性を高め、ジョイント部のフリクション低減などを行っている。前後重量配分は50:50、BMWらしいFRのスポーティで俊敏なハンドリングに磨きをかけたとする。
すでに1シリーズから導入している「デザイン・ライン」も採用。3シリーズでは「スポーツ」の他、現代的な雰囲気の「モダン」、よりクラシカルでエレガントさを強調した「ラグジュアリー」が設定され、それぞれエクステリア/インテリアのパーツやトリム、ステッチ類で個性を表現する。
価格は570万円~だが、全モデルでエコカー減税75%対象、さらにエコカー補助金の対象にもなると見られ(※)、実質価格は約535万円~となる。また春に投入予定の「320i」についても減税・補助金対象になるべく最終調整が進められているとの事で、「ライバル勢に対して優位にたてる戦略的価格になる」との事だ(BMW 3シリーズプロダクト・マネージャー岡田信之さん)。
(※)平成23年度第4次補正予算案が国会で成立した場合に実施予定。
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