車のディーラーの業務内容や種類をわかりやすく解説【購入ガイド】

車のディーラーの主な業務

ディーラーと聞くと「新車を販売しているお店」というイメージが強いのではないでしょうか。実際にディーラーでは、新車販売をはじめとする、さまざまな業務をこなします。あらかじめディーラーの業務内容を知っておくと、車の悩みも相談しやすくなるかもしれません。

ここでは、そのなかでもメインとなる業務を5つ見ていきましょう。

新車を販売する

ディーラーの主な業務はメーカーの新車販売であり、メーカーが発表した新型車にいち早く試乗することが可能です。例えば、気になる車の試乗からメーカーオプションパーツの選択、加入保険の相談、見積もりまで新車購入をトータルサポートしてくれます。

基本的には、ショールームに来店する客の接客を行い、ニーズに合った車をおすすめする営業の仕事とも言えるでしょう。

中古車を販売する

店舗によっては、新車だけではなく中古車の販売も行っています。ディーラーで販売している中古車は、「認定中古車」として独自の水準をクリアした車のみを扱っている点が特長です。

定期的な点検や車検の実施、適切な点検整備記録簿の記録、購入後の保証も充実しています。ディーラー下取りやオークションからの買付けが、主な販売車両の入手ルートと言えるでしょう。

車を整備する

ディーラーの整備士はメーカー独自の研修を受けているため、他の整備工場と比較してメーカーに特化した専門知識や技術を有しています。故障や不具合が発生した際の診断で、メーカーと連携して修理が可能です。

また、ディーラーの多くがメンテナンスパックや手厚い保証サービスを用意しており、車のオイル漏れや電装品の不具合など幅広い範囲に対応してくれます。

車検の実施

ディーラーの工場が「指定工場」である場合は敷地内で車検が受けられ、最短1日で車検を受けられます。検定制度を設けているメーカーもあり、技術力の高いプロのサービスエンジニアが、素早くスピーディに検査を行ってくれる点が魅力です。

純正の部品のみ交換してくれるのも、ディーラーならではの利点と言えます。修理が必要な備品を交換する際も、純正の方がより安心できるでしょう。

リコールなどにも対応する

リコールとは、道路運送車両の保安基準を満たしていない原因が設計もしくは製造過程において認められる際に、自動車メーカーが無償で改善措置を行うというものです。リコール内容によっては特殊工具や専門の診断機を必要とする場合があります。

メーカー純正の部品や専門工具が支給されるという点で、ディーラーが最もスムーズに対応してくれると言えるでしょう。