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一回りコンパクトになった新型エスクード発表。進化版4WDシステム搭載

スズキは10月15日、フランクフルトモーターショー2013で発表したコンパクトSUVのコンセプト「iV-4」をベースに開発した、新型「エスクード」を発表した。ハンガリーのマジャールスズキ社で今年1月に生産が開始されており、欧州を中心に「VITARA(ビターラ)」の車名で販売されている。価格はFF車が212万7600円、4WD車が234万3600円。

新型はポジショニングを変更。現行モデルは継続販売

現行モデルより一回りコンパクトになった新型エスクードのサイズは、全長4175mm(現行比-125mm ※以下同)×全幅1775mm(-35mm)×全高1610mm(-85mm)。そのポジショニングも変更され、クロスオーバータイプのSX-4 Sクロスと、本格クロカンタイプの現行エスクードの中間に位置づけられた。よって、現行エスクードは「エスクード2.4」の新モデル名で併売され、新型エスクードは「クロスオーバータイプの気軽さ、使いやすさに、本格クロカン譲りの悪路走破性を兼ね備えたコンパクトSUV」として新たに投入される。

専用制御を加えた4WDシステム「オールグリップ」を装備

パワートレーンは1.6L 直列4気筒エンジン(最高出力117ps/最大トルク151Nm)に、マニュアルモード付パドルシフトを備える新開発の6速ATが組み合わされる。燃費はFF車が18.2km/L、4WD車が17.4km/Lを達成している。

4WD車には「オート」「スポーツ」「スノー」「ロック」の4つの走行モード切替機能をもち、電子制御4WDシステムと車両運動協調制御システムからなるスズキ独自の4WDシステム「オールグリップ」を装備。新型エスクード専用として、対角輪のスリップ時に、スリップした車輪に強いブレーキをかけてそのほかの車輪により多くのトルクを伝える制御の追加や、ロックモード時の悪路走破性を向上させている。

安全&ドライブサポート機能を標準装備

安全装備として、ミリ波レーダー方式による前方衝突警報ブレーキ機能と、作動速度域を拡大した自動ブレーキ機能、急ブレーキ時に後続車へ注意を促すエマージェンシーストップシグナルを採用。また運転支援装備として、アダプティブクルーズコントロールと4WD車にはヒルディセントコントロールを標準装備した。

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