テスラ モデルSの事故、問題点はどこにあるのか?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:編集部、テスラモーターズ
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「テスラ モデルS」の死亡事故は自動運転システムの開発に関係している多くの人に衝撃を与えている。米国の公式発表によれば、ハイウェイにおいてモデルSがオートパイロット(Autopilot)モードで走行していたところ、左折してきた18輪トレーラーの側面に衝突した事故だった。モデルSはトレーラーの下に入り込むような格好で衝突し(アンダーライド)、ドライバーは亡くなってしまった。オートパイロットの機能に問題があったのか? あるいは誰が乗っていても避けられなかった事故なのか? NHTSA(米運輸省道路交通安全局)は詳細な事故調査を進めているところだ。
テスラ側は、トレーラーの車高が高かったことや、日差しが強すぎてトレーラーの白い車体を認識できなかったことが原因ではないかとの見解を出している。人間が安全運転していたら、回避できた可能性はあったかもしれない。交差点は事故が多発する場所なので気をつけて走るからだ。また、衝突が避けられなくてもブレーキを踏んでいれば速度が低下し、被害は低減できたはずだ。さらに、事故原因と受傷理由を分けて考えることで、被害の程度をより小さくしていくことも可能だろう。
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