アウディA1スポーツバック、3ドアよりクール!?
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン
またシャシーもさらに進化成長が著しかったことも報告しておきたい。3ドアのA1が導入された当初は、多くを共用するVWポロにはない重厚かつスポーティな乗り味が印象的だった一方で、ある種の硬さがあったのも事実。それが最近になってかなり洗練されたと伝え聞くが、この5ドアのA1はさらに洗練度が増していた。相変わらず硬質な乗り味ではあるものの、アウディらしいカチッとした感覚の中にしなかやさが加わっていた。そしてこうした印象からは、いい意味でボディサイズを感じさせない。つまり上級車に乗っている豊かさや頼もしさが強くあるのだ。
3ドアのA1も登場時にこのクラスの基準を大きく上回る1台として我々を感心させてくれたが、5ドアのA1はさらにそれを上回るレベルに到達したといえる。正直ここまで良くできた小型車となると、ある意味で“過剰クオリティ”とさえ思えるほどの仕上がりっぷりだ。
ただこれによって、さらに悩ましさも増えた、ともいえるかもしれない。というのもこれまでアウディのディーラーでは、A1を見に来たが現実的な5ドアかつ価格も手頃な「A3スポーツバック」を購入…という流れが少なからずあったそうだ。では5ドアのA1スポーツバックの投入でそれが解消されるかと考えると、それほどすんなりとは行かない気がする。というのもこのモデルは3ドアよりもさらに価格が上がることは間違いないわけで、そうなると余計にモデル末期のA3スポーツバックが光る…とも思えるからだ。もっとも間もなく3月のジュネーブショーでA3は新型が登場すると噂されるだけに、違った流れも生まれるかもしれないが。
そうした背景まで含めて考えても、A1スポーツバックはまさに「小さな高級車」的感覚を持ったモデルで、ダウンサイザーや新たな価値観を探している人のためのものとなるだろう。当然日本車にも、他のブランドにもこうした存在はないだけにどう受け取られるかが気になる。そして日本導入がなされてどれだけの数が出て行くのか? も興味深いところだ。
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