自動運転のキー技術、ダイナミックマップに注目せよ

ダイナミックマップ基盤企画株式会社 代表取締役社長 中島 務氏のプレゼンテーション、「ダイナミックマップ基盤企画株式会社の概要と今後の展望」より引用（一部加工）

ダイナミックマップとは何か？

自動走行でダイナミックマップはどのように機能するのだろうか？　人が運転するときの行動規範は「認知・判断・操作」だが、AIによる運転でも同じアルゴリズムが使われる。センサーで走行状況を「認知」し、どれがどんな意味を持っているのか「判断」し、その結果ハンドルやブレーキ・アクセルを「操作」するのだ。

このとき、自律系のセンサーだけでは路上での正確な位置を認識することが難しい。ここでダイナミックマップによる詳細な位置情報が役に立つのだ。もちろん、周囲のリスクはセンサーで最終的に確認し、ブレーキを踏むかハンドルを切るかの最終判断はあくまでも自律センサーで決定される。近い将来、人工知能（AI）によって経験豊かなドライバーと同じような正しい判断が行えるようになるだろう。