【読者のお悩み相談】輸入高級車（セダン）って中古車価格めっちゃ安いけど、買って大丈夫？

BMW 5シリーズ

費用対効果は優れているものの資産価値は低い

このように、購入時の費用を抑えつつ高級感やプレミアム感を楽しみたいユーザーにとって、中古車市場で輸入高級セダンを購入することは魅力的な選択肢となります。

中古市場では新車時には手の届かなかったモデルが、国産車の新車価格と同等、あるいはそれ以下で手に入るケースも少なくありません。

実際、輸入セダンであるアウディ「A4」を中古で購入経験のある男性は次のように話します。

「私が購入したのは2016年式のモデルで、新車価格600万円程度であったのに対し、2024年の中古購入時には約200万円で入手することができました。

走行距離は6万km超えで、将来的な売却価格は40〜50万円程度ですが、乗り潰すつもりでリセールバリューはそれほど気にしていません。それでも、プレミアムブランドならではの充実した機能装備が新車時のまま備わっているため、かなり満足しています。

個人的に『輸入セダンが好き』ということもありますが、中古で輸入車を購入することはコストパフォーマンスが高い選択肢であると感じています」

このように、走行性能や快適性、デザイン性は新車時のまま備わっているため、費用対効果という点では非常に優れているといえるでしょう。

しかし、維持面では車種によって国産車よりも高額になることや、購入後にリセールを重視する場合、国産車に比べて値下がり幅が大きいため、購入後の資産価値の変動については不利な面もあると言えそうです。

（終わり）

（写真：メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ）