シリーズ随一の安定感を誇るNCロードスターはコストパフォーマンス最高
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一 1
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そもそもNC型ロードスターは、開発スタート時点での車両重量の目標値が1128kgだったという。しかしマツダはここに100名を超えるスタッフを投入し、様々な検証を重ねて合計573カ所、総重量43.589kgの重量削減案を作成。最終的には車両重量を1100kgにまで抑えた。ちなみにこれは、先代NBロードスターと比べても+10kgの重量増でしかない(マツダが当時発表した数値)。またホワイトボディの重量では先代より1.6kgも軽い、247.5kgを実現していたという。
もっともこの車両重量に関しては、RSグレード同士の比較という言葉のマジックがある。つまり最も廉価なグレード同士で比べると、NB型は1.6リッターモデルが最終型でも1030kgという軽さだったからだ(NC型の最軽量グレードは1090kg)。
よってこのNCロードスターには、2リッターの排気量を持つオープンカーとしては十分以上に軽快だけれど、マツダ・ロードスターとして見ればやや重たい、という一種独特なキャラクターが備わった。だからユーザーの嗜好も、やっぱりNB型までとは、ちょっと違っているのではないかと思う。
間違いなく言えるのはスタビリティの向上で、3ナンバー化されたワイドボディとシリーズで一番余裕のある出力特性(170ps/19.3kg-m)によって、その走りは最も安心感が高く、高次元なものとなった。また10年間に渡るライフサイクルにおいてブラッシュアップにも余念がなく、安定感を基軸にしながらも、ハンドリングは代を重ねるごとにシャープなものとなって行った。
ちなみにファンの間では4回に渡る変遷がNC1/NC1.5/NC2/NC3と区別されている。その全てを書き連ねる余白はないが、たとえばエンジンには鍛造クランクが奢られ、ハンドリング面ではロールセンター高を下げるなど、非常にマニアックな処置が施されている。
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