クラウン、ヴォクシーそれぞれカテゴリ1位に迫る【ボディタイプ別売れ筋・8月】

クーペ／オープンカー：各モデルが改良でしのぎを削る

クーペ／オープンカー市場は、市場シェアを前月から0.1ポイントアップの0.8％へと拡大。新車市場全体が縮小したなか、登録台数をわずかながら伸ばした。この要因となったのは「レクサスRC」の大幅な伸び。最近に100台を割り込んでいた登録台数は279台まで回復し、ランキングも4位から3位へとアップした。

首位は前月と変わらず「マツダ ロードスター」がキープした。今年7月に実施された新エンジンの採用をはじめとする改良の成果もあり、販売は好調で547台を登録した。2位は「トヨタ 86」。86も7月にスポーツカーシリーズ「GR」のエントリーモデルの追加や、カスタマイズパーツの充実など商品力の強化を図った。

4位につけたのは「スバル BRZ」。86と同工場で作られるBRZだが、両者では改良のタイミングやその内容も異なる。BRZの場合は9月に足回りや空力を改善する改良を実施され、その効果は来月以降に現れるだろう。なおRCやBRZの伸びに押される格好で「レクサスLC」は3位から5位へと転落した。だがそのLCも8月30日に一部改良を実施しており、今後販売を伸ばしてきそうだ。