ベントレーとジャガーがSUV! アウディQ6?
掲載 更新 carview!
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欧州プレミアムブランドのSUV計画については様々な噂が出回っている。そこで今回は独自の取材に基づいた次期モデルの予測を、ドイツの契約デザインスタジオが作成した予想イラストとともにご紹介しよう。独実の取材とはもちろん、欧州各メーカートップへのインタビューなどから裏を取った、ということである。
1990年の中頃からシボレー・タホなど北米で起こったSUVブームはトヨタRAV4の出現で一気に下方へ移行、欧州や日本でも大ヒットとなった。だが日本ではミニバンの台頭により、重くて燃費の悪いSUVはとっくの昔にお払い箱になってしまった感がある。
ところが世界的に見るとSUV はいまや世界中で確実に台数を伸ばしている。市場調査によれば2000年には749万台で、そのシェアが9.55%であったものが2010年には977万台、シェアは13.35%へと拡大している。そして2020年には1640万台、およそ14.9%のシェアを獲得するものと予想されている。
ちなみに世界規模でのトップ3はホンダCR-V、トヨタRAV4そしてニッサン・キャシュカイ(デュアリス)となっており、この後をVWティグアンが追いかけている。
アウディ社長のシュタドラーはQ3の発表会でQ7とQ5の間に、もっとアジャイルでスポーティなSUVがあっても良いと考えていると語っている。おそらくポルシェ・カイユーンの上を考えているのだろう。比較的新しいジャンルであるSUVにはまだまだ可能性があるというわけである。
ところでSUVは今後ハイエンド・ブランドへ向かうという予想もある。すなわちポルシェやメルセデスよりさらに上のクラス、すなわちベントレーやジャガーなどのブリティッシュ・ブランドである。とりわけベントレーは新社長のヴォルフガング・デュルハイマーが元ポルシェの開発担当だったこともあり、カイエン(つまりトゥアレグ)をベースにベントレー・バージョンを計画していると言われる。
さらにタタ・グループのジャガーはレンジ・ローバーのプラットフォームを転用してジャガー版を送り出すべく開発を進めているといわれる。
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