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低燃費タイヤ「オロジック」の実力が示す未来

低燃費タイヤ「オロジック」の実力が示す未来

(左)エコピアを装着したリーフ (右)オロジック プロトタイプを装着したリーフ

100%オロジックを実現するために……

そもそもオロジックは、大径&高内圧&幅狭の3要素が絶妙な相乗関係を築き上げて、従来タイヤでは到底得ることのできない様々な性能を得られる。

より細かく述べるが、タイヤ性能は路面にどのように接地しているかが大事であり、その中でも接地面積はグリップ力の源。タイヤの幅が狭いと、その接地面積が減りグリップが低くなるとイメージできるが、オロジックではその考えが通用しない。なぜなら、通常のタイヤが横に広い長方形で路面に接地するのに対して、オロジックは縦に長く接地する。言うなれば、従来タイヤで高いグリップを求めるなら幅広いタイヤが有効になるが、オロジックは縦に長いので、接地面積を求めるならさらなる大径化が有効とも言えるのだ。

同時に大径&高内圧の効果は、タイヤの素性を決める内部構造のスチールベルト自体の張力を高められる。これを行うと無駄なタイヤ変形が無くなるので、発熱量を抑えられて低燃費も実現できる。しかも、ベルト張力の向上はブロック自体のひずみも抑制でき、結果として通常のタイヤとはブロック剛性の特性、さらには溝とブロックの比率が代わり、当然として通常では使いこなせないコンパウンド(ゴム)が使えるようにもなる。他にも幅狭な造りは、空気抵抗を減らし、高速走行時の燃費にも影響を及ぼすし、タイヤが発生する乱流も抑えられ車体の空力特性も向上できる。

このように転がり抵抗、グリップ、耐摩耗性など多彩なメリットを相乗効果的に得られるのがオロジック。実はi3のオロジックには、今伝えた全てのコンセプトは採用されていない。今までに無い理論から生まれたタイヤなので、先進性を好むBMWも段階的に採用していきたいというのが本音だろう。言うなれば100%オロジックの実現には、強いメーカーの理解と協力が大事なのだ。

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