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低燃費タイヤ「オロジック」の実力が示す未来

低燃費タイヤ「オロジック」の実力が示す未来

日産リーフにオロジック プロトタイプを装着

比較体験でわかったオロジックの実力

そして、今回深くオロジックを理解できたキッカケが、リーフでのエコピアvsプロトタイプのオロジックの比較体験。

エコピアも転がり抵抗は低いのだが、それと比べてもプロトタイプはクルマが自発的に転がろうとする抵抗の少なさを感じる。結果として加速が鋭く速いし、速度が落ちないので、スムーズにクルマが走り気持ちよい。特に低速時のアクセルオフでの速度の落ちが少なく、止まりそうで止まらない。通常はこのような転がり抵抗を手にすると、グリップ力、特にウェットグリップ力が犠牲になる。しかし、幸運にも雨が降り出して確認できたが、ウェットであることを忘れるほどの不思議なグリップ力があり、強引なハンドル操作にもタイヤが滑らず応答してくれた。

とは言え、細かな走行微振動があることや、タイヤの滑りがi3と同様に唐突なこと、さらには丁寧にハンドルを切った際の曲がる力の発生に素直さが若干ないなどの特性があったが、オロジックに対応していないクルマだとそのような特性が出易いとの話。その発言の背景と真意を述べていこう。

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