ホンダ ライフ試乗レポ 大胆チェンジ＆3タイプ

バックモニターを標準装備！

日常での心地いい空間や運転しやすさをきっちりと押さえた新型ライフは、それだけでも十分に魅力的だが、さらにホンダらしいサプライズも用意されている。それが、進化したスマートパーキングアシストと、ナビはなくてもバックビューモニターが付くという、2つのプチハイテク装備だ。

先代のマイナーチェンジ時に初登場したスマートパーキングアシストは、縦列駐車と車庫入れを半自動で誘導してくれるもの。これらが苦手な人は、そもそも「どの位置からバックを始めればいいかわからない」というのが悩みなので、この装備はハンドルが自動で動いて、音声でその位置を教えてくれるのが画期的だった。今回は一歩進んで、苦手な人の第二の要因、「バックをし始めてから、どのぐらいハンドルを切ればいいのかわからない」という悩みも解決。バック時のハンドル操作も自動になったことで、従来のスマートパーキングアシストを使った駐車時間よりも、平均で40％短縮することができるという。

また、予算的にナビ装着は無理だけど、バックモニターだけ欲しいという人は多かったはず。4.3インチの液晶モニター付きオーディオが、ベースグレード以外に標準装備というのは素晴らしいことだ。車庫入れがスムーズにできるのはもちろん、思いもよらない事故を引き起こさないためにも、毎日頻繁に乗る軽自動車だからこそ、真後ろの安全確認はひと目でできる方がいい。

新型ライフに詰め込まれた笑顔の素で、私がお伝えできるのはここまでだ。きっと、実際に毎日を共にすることによって、もっともっとたくさんの素が見つかるにちがいない。ちなみにデザイナーさんは、色んなところに「マル・シカク・シカクマル」のモチーフをこっそり隠したという。私が発見できたのは、ドアノブにあしらわれた模様のみ。あとはユーザーが思い思いに、宝探し気分で楽しんでほしい。